NPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクトならびに独立行政法人国立女性教育会館が主催する「女子中高生夏の学校2024~科学・技術・人との出会い~」が8月10日から12日にかけて開催され、私たちWiN-Japanはポスター展示に参加しました。
このイベントは、女子中高生が科学や技術にふれ、科学や技術に関心のある仲間や先輩とともに将来を考える機会として、2005年から毎年開催されているもので、2泊3日の研修期間中、女子中高生が理工系の研究者や技術者との交流を通じて、理工系進路の魅力を知り、理工系に進もうという意思を高めることを目指しています。加えて、研修後にも女子中高生が進路選択、キャリア形成について考えを深めるための支援を行います。今年は全国から選ばれた女子中高生119名が参加し、WiN-Japanは、参加者に対し、原子力分野の仕事を紹介しました。
【公式ホームページ】女子中高生夏の学校 (https://natsugaku.jp/)
また、株式会社千代田テクノルに提供していただいた簡易β線測定器を用いて物質から出る放射線を図る体験をしていただき、食塩や入浴剤等、身の回りの様々なものに放射性物質が含まれていることを紹介。合わせて放射線を利用した技術の紹介を行いました。また、電気事業連合会と一般社団法人日本電機工業会より提供されたパンフレットを用いて、日本のエネルギー問題における課題を共有しました。
参加した女子中高生からは、放射線測定の体験を通じて放射線が身近なものだと気づいたといった声や、原子力のメリットデメリットを正しく理解したいといった声が聞かれました。理系に進みたいと考えているものの、どの分野を選択すべきか悩んでいる女子中高生に対しては、総合技術である原子力発電は、原子力工学のみならず、機械、電気、化学等を専攻した学生も多く就職していることを紹介しました。